出版社内容情報
【解説】
電子やプロトンの運動をもとにして,生体エネルギー変換のしくみに迫る。
【目次】
電子と生命・生命エネルギーをとらえ反応の場所に運ぶ他
内容説明
次代を担う若い世代に、生物物理学の重要性と面白さをわかりやすく伝え、21世紀の生命科学の旗手になってもらいたいという願いを込めて企画。電子やプロトンの運動をもとに生体エネルギー変換の仕組みにせまる。
目次
序章 電子と生命―新しいバイオエナジェティックスの展開
第1章 光エネルギーをとらえ反応の場所に運ぶ(多様なアンテナ系;紅色光合成細菌のアンテナ系における励起エネルギー伝達の機構)
第2章 電子の方向性のある移動(光合成反応中心―電子の源流;植物における水の電気分解;植物における高還元物質の生成)
第3章 プロトンの方向性のある移動(キノンを介した電子とプロトン移動のカップリング―呼吸と光合成に働くシトクロムbc複合体;シトクロム酸化酵素における電子とプロトン移動の共役)
第4章 バイオテクノロジーへの展開(光合成材料を用いたデバイス開発;遺伝子操作で環境耐性植物をつくる)