溶液内の錯体化学入門

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  • サイズ A5判/ページ数 134p/高さ 22X16cm
  • 商品コード 9784320042735
  • NDC分類 431.13
  • Cコード C3043

出版社内容情報

【解説】
溶液内で起こる錯体化学反応の面白さとは何かに焦点をあてながら分り易く解説した入門書。問題とその略解も記し,教養部から大学院に至る幅広い学生層の教科書,参考書として役立つよう執筆。

【目次】
錯体とは何か・錯体の生成反応と置換反応・錯体の電子移動反応他

目次

第1章 錯体とは何か(単塩と錯塩の違い;コバルト〈3〉イオンのアンミン錯体;中心金属イオンの配位数と錯体の形状;錯体と錯塩の相違;錯体らしい錯体とそうでない錯体;配位子の種類;中心金属イオン;錯体の命名法;π錯体;キレート錯体;クリプテート;金属クラスター;錯体と色)
第2章 錯体の生成反応と置換反応(水和錯イオン;錯体生成反応;錯体の生成定数;配位子置換反応;錯体の中心金属イオンの置換反応)
第3章 錯体の電子移動反応(錯体の酸化還元電位;電子移動反応とは何か;内圏型および外圏型の電子移動反応とは何か;内圏型電子移動反応の律速過程;内圏型電子移動反応における非架橋配位子の影響;架橋配位子の移動;架橋配位子の立体障害;二重架橋およびキレート架橋の中間体を経る内圏型機構;内圏と外圏型機構の識別;外圏型電子移動反応の律速過程;断熱および非断熱的電子移動反応;マーカス理論の解釈と適用;電子配置と再配列エネルギーおよび電子移動反応速度;ラジカル機構;分子内電子移動反応)
第4章 錯体の触媒反応(白金〈2〉錯体の触媒反応;光誘発電子移動反応;光誘発配位子置換反応;光学異性体の選択的触媒活性)