出版社内容情報
【解説】
伝統的な経済理論を出発点として,複雑適応系の経済理論への入り口を探索することをメインテーマに新しい視点で経済理論を紹介する。日常的となったオークションの理論から経済物理学など話題性やトピックをちりばめ,基礎事項を踏まえてバランスよくまとめている。新しい経済理論を模索する研究者や周辺読者へのヒントになる要素が詰め込まれている。
【目次】
経済学入門・複雑適応系と経済モデル・線形力学と非線形力学の応用問題・社会的相互作用の分析と確率過程の応用
目次
第1部 経済学入門(経済学の数理入門;取引の場と市場過程 ほか)
第2部 複雑適応系と経済モデル(複雑適応系と経済モデル;複雑適応系と生産モデル ほか)
第3部 線形力学と非線形力学の応用問題(経済学の力学とカオス;競合する種の進化の力学 ほか)
第4部 社会的相互作用の分析と確率過程の応用(異質的エージェントと社会的相互作用の分析;自己強化機構と確率過程の応用)
著者等紹介
有賀裕二[アルカユウジ]
1949年東京生まれ。1972年早稲田大学第一政治経済学部経済学科卒業。1979年京都大学大学院経済学研究科博士課程(理論経済学)単位取得。現在、中央大学商学部教授、京都大学博士(経済学)。進化経済学会常任理事(1997年より)
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