ぼくはお金を使わずに生きることにした

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ぼくはお金を使わずに生きることにした

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  • サイズ B6判/ページ数 286p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784314010870
  • NDC分類 936
  • Cコード C0036

出版社内容情報

イギリスで1年間お金を使わずに生活する実験をした29歳の若者が、自らの生活をユーモラスな筆致で綴った、痛快なノンフィクション。

この実験で証明したいのは、お金がなくても「生き延びられること」ではなく「豊かに暮らせること」だ――1年間お金を使わずに生活する実験をした29歳の若者の記事がイギリスのテレビや新聞で紹介されるや、世界中から取材が殺到し、大きな反響を呼んだ。著者は、不用品交換で入手したトレーラーハウスに太陽光発電パネルをとりつけて暮らし、半自給自足の生活を営む。手作りのロケットストーブで調理し、歯磨き粉や石鹸などの生活用品は、植物、廃材などから手作りする。衣類は不要品交換会を主催し、移動手段は自転車。本書は、彼の1年間の金なし生活をユーモラスな筆致で綴った体験記である。貨幣経済を根源から問い直し、真の「幸福」とは「自由」とは何かを問いかけてくる、現代の『森の生活』。

世界の10の言語に翻訳され、14か国で刊行。

◆NHK BSプレミアム「週刊ブックレビュー」(2012/3/10)、J-WAVE「ランデヴー」(2/28)、TOKYO FM「ドリームハート」(4/8・15)、『朝日新聞』(2011/12/18)、『北海道新聞』(12/18)、『赤旗』(2012/1/8)、『日本経済新聞』(1/29)、『公明新聞』(1/30)、『産経新聞』(3/10)、『SPA!』(12/27号)、『週刊金曜日』(1/13号)、『SWITCH』(1月号)、『GQ Japan』(2月号)、『COURRiER Japon』(2月号)、『ソトコト』(2月号、3月号)、『女性自身』(2/14号)、『atプラス11』、『婦人公論』(3/7号)、『クロワッサン』(3/10号、訳者インタビュー)、『日経ビジネスアソシエ』(4月号) 、『ミスター・パートナー』(4月号)、『エコノミスト』(4/10号)、『ecocolo』(5月号)等で紹介!

この本の中で「お金を使わずに生活する」ことによる「惨めさ」はほとんど感じられない。むしろ不思議な「豊かさ」さえ感じさせる。生活のためのサバイバルの知恵を身につけて行く様子は読んでいて楽しい。
単に「お金を使わない」というだけではなく、広い意味での思想の実践であり新しい経済の試みなのである。
オルタナティブな生活と未来のために、ぜひ多くの人に読まれて欲しい。
――毛利嘉孝さん(東京藝術大学准教授)

文明批判でありながら、まだ誰も気付いていない可能性を掘り当てる大冒険としても読める多層的な本だ。
この本が伝えていることは、原発事故が未だ収束せず、今後どのような生活が待ち受けているのか分からず思考停止になってしまっている私たちには大きなヒントになる。
――坂口恭平さん(建築家/作家)

マーク・ボイルは、金なし生活の過程で遭遇する数多の困難を解決するたびに新たなスキルを習得し、逞しく、そして自由になっていく。それはお金では買えない宝物だ。これを読み終える頃、読者には新たな視点からの発想が生まれているだろう。私もこんな生活に挑戦してみたい。
―― 大貫妙子さん(シンガー&ソング・ライター)

◆冒頭のあらすじ
時は2008年11月28日の夕方。メディアの取材やインタビューで「明日からの1年間お金を一切使わない」と宣言して回った直後、ぼくの唯一の足の自転車が壊れた! 明日は150人分のコース料理(もちろん無料)をふるまうことになっているのに、食材集めすら済んでいない有様だ。先が思いやられるなあ。そもそも、どうしてこんな突飛なことを始めたかというと……

プロローグ

1. なぜ「カネなし」を選ぶのか
断絶の度合い/負債としてのお金/負債がもたらす競争社会/お金かコミュニティーか――安心感の源/株式会社「地球」/売ることと与えることの差異/カネなしになる方法/「自分が変化になりなさい」
  
2.カネなし生活のルール
一、「カネなし」の大原則/二、「フツー」の法則/三、ペイ・フォワードの法則/四、尊重の法則/五、「化石燃料不使用」の法則/六、「料金前払いなし」の法則
  
3.準備を整える
ぼくの消費行動を解剖する/インフラを構築する
◆コラム: タダで物を手に入れる/ロケットストーブの作り方
    
4.無買日前夜
本番一週間前/無買日前夜、2008年11月28日
◆コラム:カネなしの通信手段
  
5.いよいよスタート
フリーエコノミー・パーティー
  
6.カネなしの日常
「貧困」生活第一週/カネなし生活の典型的な一日
◆コラム:洗顔化粧品なしで清潔を保つ
    
7.無謀な作戦
娯楽/パンクの問題/「スロー」ライフ
◆コラム:本と紙を無料で
  
8.カネなしのクリスマス
現金を持たないクリスマスとは/おおみそか/冷蔵庫への帰還
◆コラム:ヒッチハイクのコツ/環境への影響が小さい移動手段
    
9.空腹の季節
エネルギー枯渇の季節
◆コラム:食料の野外採集/キノコで紙とインクを作る
  
10.春の到来
斧をふるって/恋愛問題/二杯のお茶…/富と健康は比例するのか
◆コラム:セイヨウオオバコの花粉症対策
  
11.招かれざる客と遠方の同志
招かれざる客/海外にいたカネなしの同志
◆コラム:環境への負荷の小さい住居
      
12.夏
自転車に乗って/カネなしの夏の食事/タダのランチはない?/フェスティバルの季節/地元フリーエコノミー・コミュニティーの活用
◆コラム:タダ酒!/タダで楽しむ/タダで宿泊する

13.嵐の前の静けさ
野外食料採集の冒険/沈黙の一週間/メディアの嵐 ver.2.0
◆コラム:タダでファッションを
     
14.一巻の終わり?
フリーエコノミー・フェスティバル2009/続けるべきかやめるべきか(それが問題だ)/決心/フリーエコノミー・コミュニティーの長期的構想/夢と現実のはざまで
◆コラム:おむついらずの子育て/タダで月経に対処する
      
15.カネなし生活一年の教訓
他人を過小評価しないこと/中間地点としての地域通貨/地域社会の中での自給/将来に不可欠なスキル/与え合いの有機的循環/お金は手段の一つにすぎない/必要は発明の母/物の本当の価値/最後に一言
  
エピローグ

【編集者からのコメント】
究極の節約生活の本ではありません。著者は、自然と共にある生活から消費社会を見つめ直し、「分かち合い(シェア)」をベースにした新しい社会のあり方を提案、人間同士の絆とコミュニティの再生をめざしています。「食」や「エネルギー」を自給する暮らしに関心が集まり、人々が自分にとっての「豊かさ」とは何かを問い直しはじめている現在、多くの方に読んでいただきたい一冊です。

【著者紹介】
マーク・ボイル:1979年、アイルランド生まれ。大学で経済学を学んだ後、渡英。オーガニック食品業界を経て、2007年、ブリストルでフリーエコノミー(無銭経済)運動を創始。2008年の「国際無買デー」から1年間お金を一切使わずに暮らす実験を決行すると、世界中から取材が殺到し、大きな反響を呼んだ。現在は、「地域社会の中での自給」をめざし、お金がいらない暮らしのモデルビレッジを設立準備中。
彼の主宰する、フリーエコノミー・コミュニティーのウェブサイト(justfortheloveofit.org)には、160カ国34,843人が参加し、461,766種類のスキルと、95,088個の道具と554箇所の空間をシェアしている(2011年10月末現在)。

吉田奈緒子:1968年生まれ。東京外国語大学インド・パーキスターン語学科卒。英国エセックス大学修士課程(社会言語学専攻)修了。現在、千葉・南房総で「半農半翻訳」の生活を送っている。

内容説明

イギリスで1年間お金を使わずに生活する実験をした29歳の若者がメディアで紹介されるや、世界中から取材が殺到し、大きな反響を呼んだ。貨幣経済を根源から問い直し、真の「幸福」とは、「自由」とは何かを問いかけてくる、現代の『森の生活』。

目次

なぜ「カネなし」を選ぶのか
カネなし生活のルール
準備を整える
無買デー前日
いよいよスタート
カネなしの日常
無謀な作戦
カネなしのクリスマス
空腹の季節
春の到来
招かれざる客と遠方の同志

嵐の前の静けさ
一巻の終わり?
カネなし生活一年の教え

著者等紹介

ボイル,マーク[ボイル,マーク][Boyle,Mark]
1979年、アイルランド生まれ。大学で経済学を学んだ後、渡英。オーガニック食品業界を経て、2007年、ブリストルでフリーエコノミー(無銭経済)運動を創始。2008年の「国際無買デー」から1年間お金を一切使わずに暮らす実験を決行すると、世界中から取材が殺到し、大きな反響を呼んだ。現在は、「地域社会の中での自給」をめざし、お金がいらない暮らしのモデル・ビレッジを設立準備中

吉田奈緒子[ヨシダナオコ]
1968年生まれ。東京外国語大学インド・パーキスターン語学科卒。英国エセックス大学修士課程(社会言語学専攻)修了。現在、千葉・南房総で「半農半翻訳」の生活を送っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kenichi Yanagisawa

65
お金を使わずにどのように生活をするかというHOWTO本ではなく、何故こんな生活を目指したのかというメッセージ性の強い作品。 大量生産、大量廃棄から脱却しませんかという話。2013/07/16

みき

53
賛否両論があるだろうなぁという本。お金がない世界で著者は生きたいと言い、実際に使ってないのではあるがタダで貰うのはOKのようになっているので住居となるトレーラーハウスは貰ったり、大掛かりなパーティをしてはタダで食材は貰ってきている。もちろん無駄にしないのは良い事だけど、それはどうなんだろうと思わざるを得ない。正直、理念は立派だけど都市近郊でこんなことをやってもお金のある世界にフリーライドをしているだけに見える。ミクロな世界がマクロ的にも正しいと思ってしまっている典型例だと思う。自分は相容れない。2023/04/03

けんとまん1007

48
いやあ~凄いなあ~ここまで徹底すると、こうなるのか。つまり、そこまで考えてみないと解らないということだ。逆に、それだけ、ものが見えなくなっているということだと思った。魚の切り身を見て、それが魚の姿だと思う子どもと同じこと。いろいろ苦労しながらも、楽しみを忘れない市井がいいなあ~と思うし、だからこそ、このような生活もできるのだろう。ここから学べることは多いと思う。ものは考えようだということ、それが根底にないといけないのだと思う。2013/02/14

syota

36
単なる貧乏暮らしの勧めでも、自給自足のマニュアルでもない。資源枯渇と致命的な温暖化につながる大量生産、大量消費社会に警鐘を鳴らす書だ。著者によれば、人類は当座の快適な生活か、地球環境か、二者択一を迫られている。それを訴えるため、英国ブリストル郊外で一年間カネを使わずに暮らすという実験を敢行。環境に最大限配慮した自らのエコ生活をマスコミやネットを通じて発信し、賛同者を大幅に増やした。その主張に全面的に賛成するかどうかは別にして、これだけ先鋭的な環境運動が広がりを見せていることに、欧州の底力を感じる。2018/08/27

ホンダ

35
表紙の印象から僻地での自給自足生活の本かと思ったが、タイトル通り「お金」の在り方についての本。廃棄された食品・事務用品など社会のおこぼれもしっかり活用しながら1年のカネ無し生活を通して、サブステイナブルかつ人情味溢れる社会への手がかりを探っていく。著者がイケメンの人気者タイプだからか捻くれたところがなく、理想主義的な言動も鼻につかなかった。欧米には本書に限らず体当たりのドキュメンタリーが多いが、直球の問題提起には素直に好感が持てる。丸ごと参考にするのは無理だけど、現在の生活を見直すヒントにはなるかも。2019/08/11

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