出版社内容情報
患者にとっていちばんの武器は、知識だ
最も身近な精神疾患である「うつ」。これまであまり語られてこなかった「躁」。これらはそもそもどんな病気なのか、家族は何をすべきか、子どもが「うつ」に罹ったらどうすればよいか、治療は具体的にはどのように行われるのか……実際の症例や著名人のエピソードも交えながら、不安に陥らないために知っておきたい情報を幅広くカバーする便利な一冊。
2003年掲載
朝日新聞6/22、読売新聞6/22、産経新聞6/13、日経サイエンス8月号、ひよこクラブ9月号、心理学ワールド25号、月刊プレゼントfan5月号
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治療の第一歩は、
正しく知ること!
本書は読者に希望をもってもらうために書いた。
うつ病をはじめとする気分障害は、正しく認識されさえすれば、
治療できる可能性は非常に高い。
多くの場合、症状は解消ないし大幅に軽減できる。
たとえ気分障害であっても、患者は、満足のいく
豊かな生活を永く送っていけるのである。
(「はじめに」より)
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内容説明
身近な病の基礎知識から著名人たちのエピソード、治療法の最前線まで―一冊で幅広くカバーする、充実した内容のテキストブック。
目次
「うつ」「躁」とは何か―気分障害という病気について
「性格の問題」とされがちな軽症の気分障害
大うつ病、双極1型障害(躁うつ病)双極2型障害
小児期・思春期の「うつ」と「躁」
「うつ」「躁」に伴うさまざまな障害
夫婦・家庭関係と「うつ」「躁」
うつ病の精神療法
うつ病の薬物療法
双極性障害の治療法
「うつ」「躁」に効く天然物質と代替療法
患者自身にできること
21世紀の診断と治療
著者等紹介
クイン,ブライアン・P.[クイン,ブライアンP.][Quinn,Brian P.]
ニューヨークで活躍するクリニカル・ソーシャルワーカー(一定の制限はあるものの患者を診断・治療できる資格をもつ)。シカゴ大学、ニューヨーク大学で学位を取得後、気分障害、薬物・アルコール依存症、夫婦間問題のカウンセラーとして開業。一般向け、専門家向けの執筆・講演を数多く行なう
大野裕[オオノユタカ]
1950年生まれ。慶応大学医学部卒業。85‐88年、コーネル大学医学部留学。88年、ペンシルベニア大学医学部留学。精神医学専攻。医学博士。現在、慶応大学保健管理センター教授。日本認知療法学会理事長
岩坂彰[イワサカアキラ]
1958年生まれ。京都大学文学部哲学科卒業。編集者を経て翻訳家に
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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