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女性の深層

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  • サイズ B6判/ページ数 210p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784314002905
  • NDC分類 143.5
  • Cコード C1011

出版社内容情報

「2006年書物復権」にて復刊しました。
女性的なもの,母性的なものが個人,集団,文化の中で果たす役割を,ユング心理学の立場から考察したもの。神話,夢,音楽等を題材に,女性の心理的発達,女性的な"ものと創造性との関係,女性性と男性性との対立と統合を分り易く論じており,さまざまの男女関係や結婚問題を理解するに必須であるし,男性および女性そのものを全体と"してとらえるための助けとなろう。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

roughfractus02

9
古代の農耕文化の人々は、女性の月経と出産を星や月や海の潮の満ち引き同様自然のサイクルと捉え、女性は自然の全体性と完結性に恵まれ、情報も現実と密着した情緒で処理する知を持つとした。自然のサイクルを内在しない男性は自然から離れ、理性によって擬似自然=社会を作る。著者はこうした両性の文化的区別を、自然に沿う女性的無意識から男性的意識の独立過程を描く古代の英雄物語に見た(『意識の起源史』)。一方本書は『魔笛』にその逆転を見て、自然に沿う女性性への回帰が自己発見をもたらし、男性的意識にはその成就の困難があると説く。2021/09/19

あぶちろん

0
高校のとき、女という自分に悩んで、何かないかと本屋さんで見つけて購入した一冊。ノイマンが誰かも何もしらなかったので、先入観なく読めた気がする。

おめるた

0
人類の精神史は意識が無意識から独立出来ず、無意識の中にまどろむ状態からはじまる。その後自意識が発生しながら無意識優位の状態、そして、自意識が無意識から脱却して無意識を支配しようとする段階へと向かう。このことを念頭に置いてから読むのがいい。2011/01/29

0
p.171「死の婚礼」「夜と死とを恐れぬ女」2021/05/18

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