内容説明
この本は「皆さんのまわりで起こった小さな親切」をテーマに、全国から寄せられた「いい話」を一冊にまとめたものです。どれも短い話ですが、そこには人間がもつ優しさ、温かさ、生きることの素晴らしさが凝縮されています。ページをめくるたびに、人間っていいなぁと、あらためて人を好きになり、幸せな気持に包まれることでしょう。
目次
第1章 胸にじーんとくる話(おばあさんのハンカチ;さいごの手紙 ほか)
第2章 生きるファイトがわく話(ありがたい一日;自分で選んだ道だから ほか)
第3章 優しい気持ちになれる話(おまわりさんのごほうび;おじいちゃんのかじかんだ手 ほか)
第4章 心があったかくなる話(罪を憎んで人を憎まず;お姉さんの手作り弁当 ほか)
第5章 何だかうれしくなる話(すがすがしい女先生;めぐりめぐって ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
石橋陽子
11
インフルに罹患してしまった。高熱で集中力が無く、短編集をと思い、本棚の奥の奥にあった母から貰った本を開く。こういうのって、タイトル負けというのも少なくない。だが、1話が約1ページと極短いお話でも、泣かせる泣かせる。身体が弱ってる時に読むと人の温かさが染み渡る。良いものをチョイスしたと思う。やはり、温かみのある人間ほど素晴らしいものは無いと思う。私にも出来ることがあるはず。機会が訪れた時、この本を思い出し、背中を押してくれることになるだろう。2023/11/03
shigoro
3
個人的には1つの話が3~4ページぐらいが深みも出てベストかな。ちょっと1つ1つが短すぎる気もしたけど、見方によっては手軽にサクサク読めるから、人によりけりかもね。子供や若者・ヤンキー系の人が助けることによって、大人が感激するという、典型的なギャップのパターンが多い気がした。2011/02/28
なかちゃん
1
自分が困っているとき、助けてもらったりしてもらったことはすごく覚えています。私はそのたびに、心のなかで「(助けてくれた人に)いいことがありますように!」と思っています。2013/02/09