内容説明
「…しかし、あの頃はほんとに、ヒマだったんだな。こんなにたくさん字を書くなんて、ほんとにやる事が無かったんだと思うよ。/でも、それも今じゃみんなチョー消しさ。十年や二十年なんて、ゴム消しさ。」永遠のブルース・マンが贈る詩と日記による私小説。時代を越えて語りかけるみずみずしいことばの数々。自筆オリジナル・イラストつき。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たくみ
0
85ページの「ぼくをほめてくだされば たちまち元気になります。」ってなんか真理ですな。あとは基本的は、寒風吹きすさぶ中孤高の空元気を叫び続けるような、痛々しさともいうべきか。2015/03/29
パティ
0
図書館でたまたま手にとる 言葉がどれもストレート レールにのらないのは大したことないのかもしれない でもすごく勇気もいることだと思う 「ほんとにそう思うのか。思うとしたら、きみの「思う」は、とてもいいかげんなものだな」「今じゃみんまチョー消しさ。十年や二十年なんて、ゴム消しさ。」 ホントうわべや建前じゃなくて、のまま、中身をストレートにぶつけてきた人なんだな。と思った。2009/05/14
ishida
0
続けて再読。若き清志郎がそこにいる。2020/11/28