内容説明
一日に一度だけでもよい、言葉で生きる人間を意識する時間をもちたい―。教室だけが「国語の時間」ではない。日常の言葉遣いが社会生活の基盤となる。考え方、感じ方の土台となる。言葉の美しさ、楽しさのみならず、恐ろしさ、はかなさを知る時、人間はより深味を帯びてくる。言葉と人間との豊かな関係を、具体的な例を挙げながら、感銘深く書き継いだ名随想。
目次
国語の時間
幼稚と単純
振仮名の重み
注意の喚起
茶の間の辞典
流行現象
勘違い
数学の時間
嫁入り支度
政治家の言葉〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
パン太郎
5
28年前なのに、書かれている「乱れた」内容が既成事実になってしまっているものがある。物凄いスピードで言葉（と、何か）が変化している2022/08/24
