河出文庫<br> スタイリッシュ・キッズ

河出文庫
スタイリッシュ・キッズ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 187p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309403922
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社トリスタの提供する「読書メーター」によるものです。

新地学@児童書病発動中

98
切ない、切ない恋愛小説。80年代の享楽的な青春が鮮やかに書かれているが、登場人物の二人の男女はそんな風潮に背を向けているところがある。題のスタイリッシュはお洒落なという普通の意味ではなく、生の輝きにある翳りの部分にも目を向ける、この作者の美学を表しているのではないだろうか。海辺で東京湾に滲んでいる街の光を眺めるクリスマスの場面が、涙が出そうになるぐらい好きだ。2018/09/09

メタボン

27
☆☆☆☆ 大切な思い出のまま終わらせようとする女と、しっかりとした大人になって庇護していこうと考える男。ある意味恋愛の最高点での別れが故に、あまりにも切ない。車を運転しているのに酒を飲むのは良くない。でも80年代後半、バブルの気分が盛り上がっていた時代を良く表しているのかも。2021/07/05

太田青磁

18
私たちカッコ良かったよね。時間が過ぎるのがどんどん短くなっていること、今が『これから』に直結していることを恐れ、何も忘れたくないと想う理恵。相手を安心させるために、価値観すら捨てて変わって行くことを受け入れるチャコ。タバコの銘柄の変化や相手の視点が先に向かうことを、あまりにも敏感に受け止めてしまい一緒に変わっていくことをどうしても受け入れられないゆえに選んだ答えが切ないです。2012/03/16

太田青磁

14
まわりのものに自分の行動を決めさせるのは、泥くさい・たとえばそういうふうに、顔をあわせたときに笑ってみせることや、何かプレゼントをしたときにためらわずに喜びを表にあらわすこと・それはたぶん「もうすぐ終わり」なのだということを知っている者にだけ判る感情だったろうと思う・理恵が不安を感じなければいけないのは、理恵の感覚の鋭さ――まるで触れるとビリビリと感電でもしそうな鋭さのせいだ・誰かを安心させるためになら「泥くささ」に対する嫌悪感や、自分の中でいちばん大切な価値観をかなぐり捨ててもいいと思いはじめていた2020/04/21

En

14
80年代、わりかし裕福な家庭環境にある大学生カップルの青春恋愛小説。高校時代からクラブやバーに通うなど、“イケてる”“カッコいい”日々を過ごすバブル時代の若者の生活は、今の大学生より楽しんでるなぁという印象で、少し羨ましくなったりも。大人になりきれない若者たちの姿がリアルに描かれていました。2014/08/12

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