内容説明
日本で一番インタヴューが上手いと豪語する映画狂人が、多岐にわたる映画人から映画の魅力を引きずり出した、ライヴ感覚溢れるドキュメント。
目次
亡命者の栄光(ジョセフ・ロージー)
映画、この身軽な運動(アレクサンドル・トローネ)
足の裏まで小津映画(三宅邦子(with厚田雄春))
キャメラを持ったスイス人(レナート・ベルタ)
原稿用紙を広げ『人情紙風船』という題を山中さんが書いたのを見て僕は失礼しました…(宮川雅青)
『森の石松』の峠の茶店のシーンで、山中先生は一週間も雲待ちをされました(深水藤子)
増村さんの仕事で『妻は告白する』だけは私が先手を打てたのです(若尾文子)
愛情を発散する男というのは傲慢でセーブしないやつだと思うけど、まさにベルトルッチの魅力はそれなんです(坂本龍一)
東洋のゆるやかな時間が濃密に流れる“台湾の現代史三部作”の第二作『戯夢人生』(侯孝賢)
スタンダード・サイズの誘惑、あるいは映画の垂直性(アレクサンドル・ソクーロフ)
『アブラハム渓谷』をめぐって(マノエル・デ・オリヴィエラ)
パリの実践的映画論(エリック・ロメール)
素晴らしい出会いは、向こうからやってくる(ダニエル・シュミット)
『ユリシーズの瞳』、神話的時間(テオ・アンゲロプロス)
西部劇ならなんでもよかった(長塚京三)
どこまでも語ろう(塩田明彦)
闘いなくして、映画はない(万田邦敏)
著者等紹介
蓮実重彦[ハスミシゲヒコ]
1936年東京生まれ。映画評論・表象文化論・フランス文学者。前東京大学総長
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感想・レビュー
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