最後の映画日記

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  • サイズ B6判/ページ数 213p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784309016740
  • NDC分類 778.04
  • Cコード C0095

内容説明

最後に残された12本の「映画日記」。大シネマディクト池波正太郎は、1974年から1985年にかけて、その「映画日記」を延々と雑誌に書きつづった。そのうち、単行本にまとめられずに残された81~82年の12本を一冊に。それから、聞き語り「ヒッチコックと黒沢明」や常盤新平氏との対談「女優について」などを収録。

目次

「美」がもはやない
『ロイドの用心無用』を観て―「現実にあり得る」筋運びに唸る
戦後の映画雑誌
町で見る俳優たち
未知の、老残の光景―シャルル・ボワイエの自殺におもう
大人になってから見直しても感銘深い伊藤大輔監督『丹下左膳』ほか
演出家と役者
私の一冊―南部圭之助『映画が女と舞台を愛するとき』
小説の劇化・映像化
『スクリーンの四季』〔ほか〕

著者等紹介

池波正太郎[イケナミショウタロウ]
1920年、東京生まれ。下谷・西町小学校を卒業後、茅場町の株式仲買店に勤める。戦後、東京都の職員となり、下谷区役所等に勤務。長谷川伸の門下に入り、新国劇の脚本・演出を担当。60年、『錯乱』で直木賞受賞。『鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』の3大シリーズが代表作。映画通、食通としても知られ、『映画を食べる』(河出文庫)など、その方面の著作も多い。1990年永眠
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感想・レビュー

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kinkin

62
映画ファンでもあった作家の池波正太郎氏による映画エッセイ。ハロルド・ロイドの無声映画やヒッチコックの映画、「マッドマックス2」のようなアクション映画、俗にB級映画と呼ばれるものまで幅広く取り上げられていた。特に世間一般でB級映画は氏のような作家先生が本で取り上げることは珍しいと思う。面白いもの、つまらないものを自分の目でしっかりと描かれていることがやはり氏らしいと感じた。デビッド・リンチ監督の「イレイザー・ヘッド」という映画についても書いてあり後味が悪いようとあった。まさに同感・・・・図書館本2016/07/12

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