内容説明
妻に捧げる男たちのかくも純なる遺言集。
目次
赤瀬川隼―四十年間も苦労かけたけど、死んだらチャラだよ!
赤塚不二夫―俺の財産は、愛猫と娘に与える。これでいいのだ!
安部譲二―結婚歴三回はウソ、今の女房は実は九回目なんだ
イッセー尾形―口をきかない、やたらと不機嫌。俺は悪い夫だった
大島渚―仕事はヌーベルバーグ、家庭は松竹ホームドラマ
太田光―君はパチプロで僕はヒモ。あのころは楽しかったな
押阪忍―「お説教デート」だなんて、よく君に言われたもんだ
加藤仁―裸の自分を曝してきた僕から、妻よ“何か”を感じとってくれ
紀田順一郎―私が死んだら、仕事場のある岡山の土地に骨をまいてくれ〔ほか〕