内容説明
生後二ケ月で飼いはじめたシベリアン・ハスキーとの、歓びと発見と笑いにみちた六年の歳月を細やかに描いて、人間の原点である“日常生活”の愛の絆を考察する、ユーモアと感動の家族物語。
目次
第１章 運命の出会い
第２章 吾輩は傲慢である
第３章 その他の登場人物
第４章 龍之介が公園を往く
第５章 湖を泳ぐ龍之介
第６章 龍之介、訓練所に入る
第７章 彼は昔の彼ならず
第８章 雪の日の追跡劇
第９章 室内犬になった龍之介
第１０章 人生の出会いの不思議
終章 吾輩は中年である
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
にゃも
9
出会ってしまったらもう抗えない。そして、何としてもこの犬に愛されたい。まるで恋に落ちたかのような飼い主の姿にふつふつと笑いがこみ上げてくる。さすがの文章のうまさで、愛犬リュウノスケのことだけでなく二人の息子さんの話なども楽しく、著者の他の本も読んでみたくなった。2024/02/02
