炎昼―私説葛根廟事件

炎昼―私説葛根廟事件

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  • サイズ B6判/ページ数 237p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784289002580
  • NDC分類 210.75
  • Cコード C0036

内容説明

興安から避難中の浅野隊をソ連の戦車部隊が急襲。無防備な婦女子ら千数百人を血の海にさらした。実体験、奇跡的生還者の証言で迫る大虐殺の真相。第25回新風舎出版賞ノンフィクション部門優秀賞受賞作品。

目次

第1章 炎昼の草原(葛根廟の夏;興安総省;興蒙対策と要綱;日本の戦況と関東軍;興安の夏;避難)
第2章 葛根廟への道(浅野隊;葛根廟への道;情勢の急転)
第3章 葛根廟事件(事件発生の動機;キャタピラに潰された夏;草原の生残者たち)
第4章 葛根廟からの道(新京へ;満州の悲劇;軍の使命;巡りくる夏;歳月と鎮魂)

著者等紹介

大櫛戊辰[オオクシツチヤ]
1928年福岡県志摩町に生まれる。1943年大阪通信学校卒業と同時に満州電信電話(株)に入社。興安電報電話局赴任。1945年8月14日、葛根廟事件に遭遇。1947年8月佐世保港に引き揚げ帰国。爾来会社役員などを経て九州興安会事務局長及び代表。福岡県中国帰国者自立促進協議会理事。福岡県中国帰国者の墓建立会運営委員を歴任。中国興安緑化奉仕団など日中友好交流に寄与する。主な受賞:厚生大臣(中国残留孤児問題)、中国興安盟長、若槻文化賞、第25回新風舎出版賞優秀賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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