神奈川大学評論ブックレット
裁判とは何か―市民のための裁判法講話

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  • サイズ A5判/ページ数 63p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784275019783
  • NDC分類 327
  • Cコード C1032

内容説明

司法制度改革の動きの中、法と裁判の仕事に長年関わってきた一法律家が語る、裁判の在るべき姿とは―。

目次

第1章 裁判の起源など―紛争は生理現象、紛争の解決=裁判は人間社会に不可欠
第2章 正しい裁判(官)の条件―「書かれた理性」としての訴訟法
第3章 裁判の担い手たち―裁判は、裁判官と当事者およびその代理人(弁護士・検察官)との共同作業
第4章 裁判と法の解釈―判決三段論法の大前提
第5章 裁判と事実認定―事実認定の難しさ・その専門性と素人性
第6章 判決と上訴―「小文字の立法」としての判決
第7章 裁判の執行―執行は法の極致?
第8章 裁判外の紛争解決手段(ADR)―紛争解決市場における自由競争
第9章 法の支配と裁判―司法制度改革の課題と行方
第10章 裁判の在るべき姿を求めて―この世における最も公正な紛争解決(の場)

著者等紹介

萩原金美[ハギワラカネヨシ]
1931(昭和6)年、群馬県高崎市生まれ。中央大学法学部卒。1951(昭和26)年、司法試験合格。九州大学法学博士、スウェーデン・ルンド大学名誉法学博士。裁判官生活15年の後、スウェーデン等に留学。1972(昭和47)年、弁護士登録(第二東京弁護士会)。1976(昭和51)年から神奈川大学法学部教授、2001(平成13)年、定年。引き続き特任教授として現在に至る。専攻は裁判法・民事訴訟法・スウェーデン法。神奈川県平塚市公文書公開審査会会長、中央建設工事紛争審査会特別委員などを兼ねる
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