「抽象的人間労働論」の哲学―二一世紀・マルクス可能性の地平

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  • サイズ A5判/ページ数 556,/高さ 23cm
  • 商品コード 9784275005007
  • NDC分類 331.6
  • Cコード C3010

内容説明

マルクス「価値論」に対する現代哲学的な視座からの再吟味。従前の「抽象的人間労働」概念の誤読を「物象化論の論理と構制」に依拠して解読し直す試み。二十世紀におけるその誤読と歪曲の超克であり、マルクス思想の二一世紀的意義・有効性の確認作業でもある。

目次

序章 「経済学批判体系」の問うもの
第1章 “抽象的人間労働”論のプロブレマティック
第2章 労働の社会的形態としての“抽象的人間労働”
第3章 「社会的形象態Gebilde」としての“抽象的人間労働”
第4章 「価値形態論」と“抽象的人間労働”
第5章 “抽象的人間労働”の物神的性格とその秘密
終章に代えて “抽象的人間労働”と物象化論―意義態としての〈抽象的人間労働〉の独自の対象性

著者等紹介

日山紀彦[ヒヤマミチヒコ]
1943年生。1975年生東京教育大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。1990‐91年ゲーテ大学(フランクフルト)在外研究。東京成徳大学人文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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