出版社内容情報
【セールスポイント】
・はじめて明らかにされた事実に基づく冷静な業績評価と素顔
【発刊の目的と内容】
東北大学総長を勤め現在岩手県立大学学長の西澤潤一博士は、光エレクトロニクスを中心とした電子工学の分野で、世界的な発明を20代に一人で考案するという偉業を成し遂げ内外のあらゆる業績賞を総なめにしました。本書は、本人の業績を忠実に追い、開発のキーテクノロジーについて、技術的にもわかりやすく解説し、独創のアイデアの源、創造性と独創力がどのようにしてうまれたかを、類書にないタッチで解き明かすことに成功しました。
【購読対象者】
・ 高校生、高専生、大学生、大学院生
・ エレクトロニクス、通信関係技術者・研究者
・ 独創力、技術開発に関心のあるビジネスマン
【詳細目次】
(まえがき)
1章 半導体研究への道
①西澤潤一という凄い学者がいる②光通信でノーベル賞候補に③電気通信から光通信へ④光通信への道⑤研究生活へのスタート
2章 トランジスタの誕生
①エレクトロニクスの発展②半導体が主役に③固体増幅器への挑戦④トランジスタの発明⑤トランジスタの動作原理
3章 半導体デバイスの発明
①研究の始まり②pinダイオードの発明③学会での異端児に④西澤研究室の誕生⑤最初の海外出張⑥半導体研究所の発足⑦SIT(静電誘導トランジスタ)の発明⑧SITの工業化へ向けて⑨SIサイリスタの発明
4章 光通信デバイスの発明
①光受信素子の発明②半導体レーザーの考案③光ファイバーの発明④グラスファイバー特許紛争⑤光通信の時代
5章 完全結晶づくり
①シリコンの完全結晶をめざして②化学量論的製法の発明③蒸気圧制御温度差法の発明④発光ダイオードの開発⑤光エピタキシャル法の発明
6章 生い立ちと研究環境
①ひ弱だった少年時代②自立のころ③父の存在④日本の電気通信の黎明⑤弱電王国の誕生⑥独創研究の系譜
7章 西澤の独創性と創造力
①西澤の創造力の源泉②西澤の独創性③西澤の研究のまとめ④西澤に対する評価
8章 峻厳で強靭な異色の学者
①教育観と研究観②指導者としての西澤③合理精神と原則主義④恩師渡辺寧教授のこと⑤西澤研ですごした人びと⑥峻厳で強靭な異色の学者
(エピローグ)
(あとがき)
(参考文献)
内容説明
光と半導体技術の生みの親の、初めて明らかにされる事実に基づく冷静な業績評価と素顔。
目次
第1章 半導体研究への道
第2章 トランジスタの誕生
第3章 半導体デバイスの発明
第4章 光通信デバイスの発明
第5章 完全結晶づくり
第6章 生い立ちと研究環境
第7章 西沢の独創性と創造力
第8章 峻厳で強靭な異色の学者