内容説明
主食、副食、間食、馳走…。食文化のルーツ。
目次
第1章 鶏のついばみ―主食と間食の文化史(世界に冠たる「雑食性」;主食は米にあらず;弁当と間食の習俗)
第2章 味噌の香り―副食と調味料の文化史(ふだんのおかず;鍋と囲炉裏、釜と寵;グルタミン酸のうまみ)
第3章 料理に作法あり―旅と馳走の文化史(旅ゆかば;ハレの日の馳走)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Sakie
16
マクドゥーガルによれば、クレタ人たちは低糖質の質素な食事によって身体のパフォーマンスを最大限まで発揮したという。では、高糖質の米を主食とする日本人はどうだったか。日本人もかつては、現代人が信じられない程高い身体能力を発揮していた。実は米が半分も入らない糅飯(かてめし)を主食に、地で採れる菜と共に、一汁一菜で少しずつ食べていたようだ。「白い米をいっぱい食う」は貧しさ故の幻想でしかなく、現代日本人は明らかに食べ過ぎである。ちなみに冠婚葬祭等で供される会席が食べきれない量なのは、家内に持ち帰る宗教的慣わしの為。2018/03/25
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- ヒロインがヒロインしてくれません!!~…




