内容説明
一民族の殲滅をめざした壮絶な犯罪、ホロコースト。何がこれほどの惨劇を可能にしたのか。そのとき国家は、宗教は、そして一人一人の人間は、いったい何を考え、どう行動したのか。人間性をおびやかす歴史のブラックホールをのぞきこみ、人類が学ぶべき教訓をあぶりだす。
目次
はじめに 歴史のブラックホール
第1章 反ユダヤ主義とユダヤ人
第2章 ヴァイマルからヒトラーへ
第3章 迫害と抵抗
第4章 「最終的解決」
第5章 十字架と鉤十字の狭間で
第6章 ヨーロッパ諸国の対独協力
第7章 英米とホロコースト
第8章 近代化とナチの大量殺戮
著者等紹介
ヴィストリヒ,ロベルト・S.[ヴィストリヒ,ロベルトS.][Wistrich,Robert S.]
エルサレムのヘブライ大学現代ユダヤ史教授。ハーバード大学やオランダ王立協会など世界各地で客員研究員を務めてきた。近現代ユダヤ史を中心に数多くの著作を発表している
相馬保夫[ソウマヤスオ]
1953年生まれ。東京外国語大学外国語学部教授。専門はドイツ・ヨーロッパ近現代史
大山晶[オオヤマアキラ]
1961年生まれ。大阪外国語大学外国語学部卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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