内容説明
太平洋上の大戸島の近くで突然うかびあがった強烈な白熱光と渦まく海の中に、貨物船が炎をあげて沈没した。現場に向かった海上保安庁の船も同じ運命に。「浮流機雷か、海底火山の爆発か?」と大さわぎになる中で、大戸島沖の漁船もやられる。ついに島をおそった大きな生き物の足跡らしいくぼみからは強い放射能を検出。東京湾水難救済会の新吉少年と山根博士らの活躍は…。世界的に有名になった映画「ゴジラ」第一作の原作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Bugsy Malone
76
ちくま文庫版の『ゴジラ』にも収録されている、香山滋さんが脚本を元にして児童向けに書いたノベライズ。ほぼ映画通りですが表現も柔らかく、尾形の役割を新吉少年に置き換え、ゴジラ団なるものを登場させた辺りはやはり児童向けだからでしょう。楢喜八さんの挿絵も何だか可愛い感じになっています。それでも台詞は脚本と同じであったりと、充分大人が読んでも面白いノベライズだと思います。2019/02/11
ホームズ
13
映画版とは少し登場人物たちが違った感じでした。「東京ゴジラ団」とか出てきたりしてちょっと変な感じもありましたが楽しめたかな(笑)挿絵がかなり変な感じで微妙でした(笑)2012/01/08