出版社内容情報
《内容》 西北ネパールでは，3度の食事に不自由する人も多く，口の中を汚すほどの食事の量も種類もない生活がある．飽食の時代といわれる日本の暮らしと重ねつつ，ネパールでの村人の生活，人々の歯の状態などをカラー写真で紹介．
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ｹｹ内
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お世話になっている歯医者さんの著作。待合室にあったので手にとってみたら、思いのほか面白かった。ネパールの村シミコットでの生活・歯科診療の様子を写真つきでまとめたもの。歯科診療のページに多く割かれているものの、住環境・食事・教育・衣服やカースト制など、地域の社会的環境が写真と文で詳細に記されている。住民の一部、カミと呼ばれる人々は鍛冶屋を職業としてきたが、飛行場が出来、鋳物が空輸されるようになって職を失い、かつてよりもっと貧しくなったという。の一文に切なくなった。 2018/04/14
