内容説明
本書は、育児学の教科書というだけでなく、小児保健の教材となり、小児看護の参考書となる一冊である。初めに育児の考え方や親子関係などを示し、次に生まれるまでの条件を考察。乳幼児については、身体発育、精神発達、栄養など基本となるものを述べ、医学的なことよりも、生活や育児の要点に重点を置く。また、病気については、くわしい解説は避け、育児上の要点を取り上げるだけにとどめている。
目次
育児のはじめに
育児の理念
育児の知識
家庭生活と集団生活
出生に至るまで
身体発育
からだの機能
運動機能
精神発達
栄養
乳児期と生活
幼児期と生活
環境と生活
発育時期と育て方
保健と福祉
家庭看護と応急処置
おもな病気
著者等紹介
今村栄一［イマムラエイイチ］
１９４３年東京帝国大学医学部卒業。’４６年国立東京第一病院（のちの国立病院医療センター）小児科勤務。’６２年同第二小児科医長、’６５年同小児科医長。’７４年国立小児病院副院長。’７８年退職。現在、育児相談および医科大学その他の教育に従事
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