目次
第1部 委任統治期パレスチナにおける民族問題の展開―パレスチナ共産党にみる「民族」の位相(パレスチナ共産党における民族問題―「民族」の間隙の共産主義運動;パレスチナにおける資本主義の発展の特殊性とアラブ労働運動)
第2部 エジプト資本主義論争の構図と背景(民族革命期におけるエジプト共産主義運動;エジプト資本主義論争の起点―「論争」の系譜とイブラヒーム・アーメル『土地と農民』;農業資本主義論争の構図―『土地と農民』批判とエジプト農村における共産主義運動)
第3部 東アラブにおける社会変容の諸側面(近代エジプト農民運動についての覚書―農民運動からみた近代エジプト社会の変容過程;近現代レバノン社会におけるパトロン・クライエント関係;東アラブにおける技術移転と社会変容―イラクを中心として)