感想・レビュー
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鈴木誠二
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沖縄でのレーダーピケット任務に就いたアメリカ駆逐艦アーロン・ワード(3代目)の竣工から、沖縄でのレーダーピケット任務中の5月3日、たった1時間の戦闘。その戦闘のさなか、僚艦リトルは沈没し、アーロン・ワードも6機の日本機が体当たりを突入を受け(その内2機が爆装)沈没寸前になるものの、かろうじて生き残った。アメリカ駆逐艦の内部、そこでの生活、士官と兵士が、そこで何をしていたかよく分かる。アメリカ海軍元帥C・Wミニッツが巻頭の「本書に寄せて」に寄稿していることからも、この本の資料的価値が高いことが伺われる。2017/05/13