出版社内容情報
後世代に対してその生存環境を保証する化学的条件を明確にする目的で編まれた生物系学部学生の教科書。〔内容〕地球環境と生物の生い立ち/物質循環/地球環境問題の化学/水圏環境の化学/有害物質による環境汚染/環境放射線/環境管理
内容説明
本書では、まず基礎的な部分として地球環境の生い立ち、生物の進化と環境変化の関係、水域‐陸域‐地域‐地球の各レベルでの生態系と環境要素との相互作用について学ぶ。ついで、主として人口増加に起因する環境へのインパクトが、環境破壊となってわれわれの生活をおびやかす実態を考察する。最後に、それらの問題解決のための現在のシステムを概観する。
目次
1 地球環境と生物の生い立ち
2 物質循環
3 地球環境問題の化学
4 水圏環境の化学
5 有害物質による環境汚染
6 環境放射線
7 環境管理
著者等紹介
増島博[マスジマヒロシ]
1931年東京都に生まれる。1953年東京農業大学農学部卒業。農林水産省農業研究センター、農業環境技術研究所などを経て、1995年東京農業大学応用生物科学部教授。現在、同客員教授。農学博士
藤井国博[フジイクニヒロ]
1941年広島県に生まれる。1970年京都大学大学院農学研究科博士課程修了。農林水産省農業技術研究所、環境庁国立公害研究所、農林水産省農業環境技術研究所などを経て、現在、東京農業大学応用生物科学部教授。農学博士
松丸恒夫[マツマルツネオ]
1950年千葉県に生まれる。1973年千葉大学園芸学部卒業。千葉県農業試験場公害研究室、同生産環境研究室室長などを経て、現在、千葉県農業総合研究センター生産環境部環境機能研究室室長、千葉大学園芸学部非常勤講師。農学博士
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。