脳の高次機能

脳の高次機能

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  • サイズ A5判/ページ数 303p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784254101775
  • NDC分類 491.371
  • Cコード C3040

出版社内容情報

人類に残された最後の聖地であるヒトの脳の高次機能について,わが国第一線の研究者40名余によって最新の研究成果をわかりやすく解説。〔内容〕認知のメカニズム/行動決定と運動の戦略/記憶の形成と保持/情動と思考のメカニズム/他

内容説明

脳の高次機能の理解をめざし、平成8年から11年にかけて、日本を代表する脳の実験と理論の研究者がグループを形成し、文部科学省特定領域研究として研究を進めてきた。本書はそれらの研究のなかで生まれた、最近4年間における代表的な研究成果をまとめたものである。その内容は外界の認知のメカニズムから情報の記憶、脳内の情報処理から情動あるいは行動発現に至るまで多岐にわたる。

目次

1 認知のメカニズム(第二体性感覚野;面の認知;視覚運動の認知;認知メカニズムの非侵襲計測)
2 行動決定と運動の戦略(運動の順序制御に関与する運動領野;随意運動制御の計算論的研究;到達運動の学習と制御の神経機構)
3 記憶の形成と保持(機能的結合による文脈依存性情報処理と記憶学習;三次元的視覚世界の脳内表現;大脳皮質の階層的神経回路と情報処理;ヒトの記憶機構の分化と局在;海馬神経回路の長期増強と学習則)
4 情動と思考のメカニズム(記憶と思考の神経回路モデル;情報表現の自己組織的獲得モデル;報酬期待と前頭連合野;前頭連合野における情報統合と決断のニューロン機構;視覚情報の受容と表出;常道の神経機構)

著者等紹介

丹治順[タンジジュン]
1941年北海道に生まれる。1971年北海道大学大学院医学研究科博士課程修了。現在、東北大学大学院医学系研究科教授、医学博士

吉沢修治[ヨシザワシュウジ]
1938年神奈川県に生まれる。1964年東京大学大学院数物系研究科修士課程修了。現在、埼玉大学工学部教授。東京大学名誉教授、工学博士
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