徳間文庫
猫のいる日々

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  • サイズ 文庫判/ページ数 349p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784198902148
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mae.dat

227
大佛次郎さんの書かれた文章の中から、ネコに纏わるものだけ、どどんとエッセイ52編、短編小説1一編、童話4編。初めはねこねこ愛に満ちたエッセイを寄せていますが、中盤からは捨て猫に辟易するものが散見される様に。それでも放っておけない大佛さん。気がつけば住み込みだけで 10匹を超えてしまっていると言う感じ。通いも居るとか。延べ500匹超過と。原体験と言いますか、お好きなのは白ネコなんでしょうかね。童話や小説にも描かれるのは白ネコですしね。幾らねこ関連であっても『猫の猟師』は含め無くても良かったかと(ó﹏ò。)。2022/09/11

やいっち

67
2011年初冬、入院先の病院の図書コーナーで発見。さすが大佛次郎の随筆。魅入られた。買って再読したい。

りらこ

27
大佛次郎さんは、折り紙つきの猫好き。いや私が折り紙つけてあげるような立場にはないのだが。白猫に対しての言及が目立ち、童話にも登場。鎌倉や横浜の白猫ならおそらくウチの猫のご先祖様でしょう(強引)。さてこの本は猫エッセイ、猫にまつわる小話と、童話などなど大佛氏が書かれた猫関連がおさめられている。通いだ内猫だと総勢10匹はくだらない。しかも猫好きを当てにして捨てる人もいるらしい。奥様もとうとう猫大好きに。記念館に行くと猫の置物もたくさん。猫に囲まれて生活された事がわかる。歌舞伎についての文章は勉強になった。2024/04/16

もっか

13
猫好きの猫好きによる猫好きのための本。書かれた時代順に掲載されているので大佛家の猫ちゃんたちの時系列がわかって、思い入れの強かった譜代猫の姿が目に浮かんできます。愛あるからこそわざと客観的に書かれているのかも。最後に収録された短編が鞍馬天狗と同じ作者とは思えないのも猫の魔力でしょう。横浜&鎌倉の昔の風景もすてき。2013/05/06

redbaron

11
ただの猫好きな文章なら、ベタベタと甘ったるくて途中で舌の感覚が狂うところ。猫の写真集なら、ただ「カワイイ」だけで、記憶に残らない。で、本書は決して甘いだけじゃないし、記憶に残る。文章が匠だからか。博識だからか。ユーモアがあるからか。猫だらけの文章を飽きずに読ませる力量に脱帽。2016/11/03

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