風よ、万里を翔(か)けよ

風よ、万里を翔(か)けよ

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  • サイズ B6判/ページ数 274p/高さ 18X13cm
  • 商品コード 9784191244931
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

江北の地にひとりの女児が産まれた。咲いたことのない庭の木蘭が、その時、開いた。17歳にして征遠百万の大軍に従軍―その名は、花木蘭。男装の花戦士。思い馳せてきた中国歴史ロマンの結実。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tanaka9999

9
1991年第一刷、徳間書店の単行本。歴史小説のつもりで読んでいたが、歴史物語だった。主人公を狂言回しとする史書の文章の切り貼りという印象が残ってしまう。もちろん、中国の歴史的な文学に登場する架空の人物が主人公ということはあるが。架空戦記である銀英伝やアルスラーンに共通する雰囲気。歴史物語が悪いとは思わず、こちらが新しい「歴史小説」のありかたかもしれない。特にこの雰囲気が銀英伝でははまって人気作になったのだろう。しかし、材を実在の歴史に取るとなんかなぁ、という印象である。2023/05/31

N.K

5
中国が隋から唐へと代わる激動の時代を描いた歴史小説。主人公から脇役まで、とても魅力的な人物ばかりで、とても楽しく読めました。それに、今まで知らなかった隋や唐の時代を知れたのも良かった。学校の授業ではいつの間にか国の名前が変わっていたけど、退廃した皇帝や荒廃していく人心、止まらない反乱という生々しい描写が作者特有の少し皮肉げな視点で描かれている。淡々として読みやすい文章ながら、登場人物が生き生きと描かれているのも、流石は田中芳樹先生。読後、タイトル通り風が翔け抜けたような満足感を得られた、良い作品でした。2015/04/19

kiji

1
田中芳樹さんの中国物はいくつか読みましたが、なぜ陳舜臣氏らの作品と比べると物足りないのかずっと疑問でした。雑学の無意味な挿入が小説的面白さを台無しにしてるように思います2012/08/13

二分五厘

0
1993.1.15

hugaku

0
カタルシスです

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