内容説明
司馬が「懐かしい人。このような不思議な思いを持たせる人は、ほかに思いあたらない」と書いたドナルド・キーンとの、四半世紀に及ぶ長い交遊のきっかけとなった対談「日本人と日本文化」を収録。日本人のモラルの基盤はなにか、その独特の戦争観はいつ生まれたか、などを熱く語る。ほかにアレックス・カー、山本七平が登場。
目次
日本人と日本文化(ドナルド・キーン)(日本人の戦争観;日本人のモラル ほか)
世界のなかの日本(ドナルド・キーン)(明治の憂鬱を生んだもの;日本人と「絶対」の観念)
アメリカからきた日本美の守り手と(アレックス・カー)
日本人とリアリズム(山本七平)(リアリズムなき日本人;田中角栄と日本人)
著者等紹介
司馬遼太郎[シバリョウタロウ]
大正12(1923)年、大阪市に生れる。大阪外国語学校蒙古語科卒業。昭和35年、「梟の城」で第42回直木賞受賞。41年、「竜馬がゆく」「国盗り物語」で菊池寛賞受賞。47年、「世に棲む日日」を中心にした作家活動で吉川英治文学賞受賞。51年、日本芸術院恩賜賞受賞。56年、日本芸術院会員。57年、「ひとびとの跫音」で読売文学賞受賞。58年、「歴史小説の革新」についての功績で朝日賞受賞。59年、「街道をゆく“南蛮のみちI”」で日本文学大賞受賞。62年、「ロシアについて」で読売文学賞受賞。63年、「韃靼疾風録」で大佛次郎賞受賞。平成3年、文化功労者。平成5年、文化勲章受章。平成8(1996)年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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