文春文庫
堤防決壊

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  • サイズ 文庫判/ページ数 283p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167622060
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

内容説明

心静かに暮らしたいのに、世間の「変」は怒涛となって、今日も二人の心の堤防を突き崩す。中田人気、バイアグラ騒ぎ、清潔病、収集癖に節約の流行などなど、世紀末日本に蔓延する有象無象の何と奇妙なトホホなことか。だから、吠えろ!俺たち。そして心の岸辺に土嚢を積め!『クレア』誌人気連載対談の完結編、文庫版限定対談付。

目次

誰かを「応援」していい気分になろう!
大衆の心をグッと掴んで将来安泰の「中田ビルド計画」
ネコ、食物、バイアグラおじさん…日本の夏は「腐る」
私たち、やればできるはず「女性誌的世界」に挑戦!
ウーロン茶もカレーも爆笑問題もとにかく「毒」にご用心
見てから語る、見ないで語る。「映画」好きですか?
報われないからこそ。「コレクション」は修行の道
「プレゼント」で見えてくるお互いの関係性
混乱の時代、世の平穏は「節約」ブームのおかげ?
なってしまえばラクチンなもの。それは「おばさん」〔ほか〕

著者等紹介

ナンシー関[ナンシーセキ]
1962年生まれ。消しゴム版画家、コラムニスト

町山広美[マチヤマヒロミ]
1964年生まれ。放送作家、コラムニスト。20歳の頃より放送作家として活躍、バラエティーを中心にテレビ番組の企画・構成を数多く手掛ける。雑誌、新聞でコラムの連載も多数
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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cithara

5
最初に思ったこと--町山きょうだいの根底に流れるものが共通しているような気がした。対談に出てきた稲川淳二、清水ミチコ等、今でも活躍しているタレントの名前が出るとしみじみする。当時(二十年近く前)の流行りモノの名前(たれぱんだとかラッセン)を見るとタイムカプセルを開けたようでワクワクしてしまう。「対談」はあまり読むことはないのだけど、その当時の「今」が色濃く出ていて面白い。ナンシー、自動車教習所に行っていたのね。ものぐさな人物としてふるまっているけど、パソコン導入といい実は好奇心旺盛な人だったのでは?2016/11/25

ななこ

1
ナンシー関の本もっと読みたいけど、もうあんまり打ってないんだよなー2020/09/27

まっちゃき

1
ナンシーの命日ということで久しぶりに再読。今のテレビの面白くない状況をみたらなんというだろう、テレビ批評家を辞めてしまうかもしれないな。改めてみると似顔絵があまり似ていないのがあるのもご愛嬌。 2015/06/13

れおれお

1
久しぶりにナンシー関さんの本を読んだ。(これはクレアの対談をまとめたもの)どれを読んでも楽しいし、自分がいかにナンシーさんが好きか確認できる。早すぎたよー。2011/06/03

オールド・ボリシェビク

0
いやあ、時代を感じるね。写真の話をしていてもフィルムがどうのと言っているし。ああ、膨大な時が流れ去り、ナンシーは逝き、私は残っているということか。2017/06/30

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