内容説明
“アドミラル・トーゴー”はいかにして日本海海戦でバルチック艦隊を破り、世界の海戦史上、類のない圧倒的な勝利を得たのか?東郷提督の日本海海戦の名指揮は確かな戦略論に基づいたものであった。プロフェッショナルの戦略家としての生涯と日清・日露戦争における提督の“戦略”の真髄を世に問う大作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
bassman_tubacca
1
やっと読了。地図を確認しながら読んでいたので結構時間がかかってしまった。「指揮官としての謙虚さ」これは学ぶべきところではないかと思いました。すばらしいエピソードの数々が散りばめられていました。2020/06/05
まいご
0
解説の勢いで時系列が前後するのと、地の文で日本軍を「わが軍」と呼び出し筆者の意識が前面に出てくるのとで興がそがれるけれど、海戦に入ると流石に手に汗を握る。戦闘は最後の仕上げであり事前の準備で勝敗はほぼ決まる。東郷平八郎とは自制と忍耐の人だ。2012/08/26