文春文庫<br> 閨閥

文春文庫
閨閥

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  • サイズ 文庫判/ページ数 283p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167184063
  • NDC分類 913.6

出版社内容情報

閨閥とは、妻の姻戚の勢力を中心として結ばれた利害集団。その閨閥をめぐって男たちの陰湿な暗闘と欲望がやがて殺人事件をひきおこす。女流推理作家の第一人者が描く珠玉ミステリー。解・郷原宏

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヨーコ・オクダ

25
短編6本。どれも好き💕表題作は「さすが夏樹センセ、巧いなぁ」て感じなんやけど、それとは対照的というか珍しくジワっとユーモア系の「一億円は安すぎる」が推しの1本。京都の老舗織物会社の社長が首吊り自殺。検死の結果も自殺として問題ないということであったが、数社に分けてかけていた生命保険(総額5億!)、妻が他殺を主張、自殺直前に家に訪れていた同業者数名の不審な言動等を基に、詳しく捜査し直してみると…これが正真正銘の自殺!?ただ、社長の自殺に至るまでのストーリーがユニークで(苦笑)妻の最後のセリフも効いている。2023/03/09

kaikoma

2
題名からして難解で、内容も昭和のミステリーそのままでした。この頃の推理小説は独特の暗さを持っていますね。登場人物たちの交わす台詞や犯罪そのものも、滑稽さや凄惨さも無い代わりに只管暗さと重さだけが際立つ感じです。そこが良さでは有りますが。2016/09/18

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