出版社内容情報
政略結婚、敗戦の逃避行、愛娘のピストル心中、夫との十六年の別離……ラストエンペラーの弟に嫁いだ侯爵令嬢の愛と哀しみの生涯
内容説明
天皇家につながる華族の姫君・嵯峨浩は、満州国の愛新覚羅溥傑と結ばれた。政略結婚ではあったが愛を育む仲睦まじい夫婦であった。その二人を戦争が引き裂く。満州国滅亡、逃避行、愛娘慧生の天城山心中など、苛烈な運命のドラマを生き抜き16年後に再会するが…。あの“ラストエンペラー”の弟に嫁いだ女性の、愛と哀しみの生涯。
目次
第1章 嵯峨浩から愛新覚羅浩へ
第2章 中国大陸から日本への逃避行
第3章 愛娘慧生の死
第4章 平和を取り戻して