文春新書
“日本離れ”できない韓国

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  • サイズ 新書判/ページ数 221p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166605163
  • NDC分類 319.210
  • Cコード C0295

出版社内容情報

「過去を反省していない」日本という反日理論を守るため、韓国政府とマスコミが隠し続けてきた日韓国交正常化後40年の「成果」。

〈疑問1〉韓国人はなぜ竹島(独島)問題となると大騒ぎするのか?
〈疑問2〉韓国がなぜ執拗に日本の首相の靖国参拝に反対するのか?
〈疑問3〉韓国はなぜ「日本は過去を反省していない」と言うのか?
新聞記者として26年間、朝鮮半島を見つめてきた著者が、すでに日本なしでは生きていけない韓国の実情……「世界で最も反日で親日」という逆説を明らかにする。

内容説明

浦項製鉄、京釜高速道路、昭陽江ダムという韓国発展のビッグ3も、韓国人がみな知っているロッテ、即席ラーメン、ヤクルトも国交正常化以後の「日韓協力の成果」だった。

目次

1 韓国はなぜ日本を許さないか(「植民地の終わり方」の失敗;独島シンドローム;日本統治の過去処理をめぐって)
2 日本は韓国に何を残したか(南北格差はなぜ開いたか;金日成と朴正煕の内なる日本;なぜ日本で拉致事件が起きたのか;誰も知らなかった「日本隠し」)
3 韓国にとって日本とは何か(光復六十周年の風景;「歴史清算」は日本まかせ?;韓流ブーム断想)

著者等紹介

黒田勝弘[クロダカツヒロ]
1941(昭和16)年、大阪生まれ。京都大学経済学部卒業後、共同通信社に入社。社会部記者などを経て、78~79年に韓国の延世大学に留学し、80~84年、共同通信ソウル支局長をつとめる。89年より産経新聞ソウル支局長兼論説委員。在韓25年。2005年には、四半世紀にわたる韓国での報道活動の功績により日本記者クラブ賞と、第53回菊池寛賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mazda

21
タイトルの通りです。先方の態度が話し合いで改まることは1000年先までないでしょうから、日本としては「違うものは違う、ならぬものはならぬ」と、粛々と主張し続けることでしょう。2015/04/04

kenitirokikuti

7
光復50周年が契機とした文春新書『韓国人の歴史観』の続編(同60周年として)▲2005年の反日風景。〈戦略的な反日図式の変化というか、日本を「極右勢力」と「良心勢力」に分け「前者には非難、後者にはエール」〉。盧武鉉政権下の国家安全保障会議の声明、〈国際社会および日本の良心勢力と連帯し…〉。相手である政府や国民ではなく、良心勢力や市民を対象としている。なお、韓国が日本に向けにいう「良心派」とは韓国の主張を支持し韓国に同調してくれる勢力をさす。軍政期には産経新聞が良心的と言われた。2018/11/26

Honey

7
前半読んでから、だいぶ日が経っちゃって…とにかく「今の日韓こんな状態なの一体どして~?」と思った向きに、割と気軽に読める1冊としてオススメです。ここに全ての答えが…なんて、期待は無茶ですが、いろいろ興味深いエピソードを交え、考えたり調べたりするとっかかりは満載な気がしました。2013/07/26

自然堂

6
結局の所韓国の反日とは、自分達の力ではなく連合国の勝利によって日本統治が終了した事に対する劣等感に起因するわけだが、更に言えばその前に中華文明圏の文化的先輩として、いたらぬ日本を正しい道へ導いてやる、という価値観があることが分かる。つまり、経済的には大きく発展した現在においても実は日本からも、中華思想からも自立できていないという事である。国家としての離陸段階を経た今、いい加減韓国人自身がそうした甘えに気付き自立しなければいけない時期が来たと思うのだが、彼らのモラトリアムが覚める気配は一向に無い…。2011/06/09

すこにゃん

5
おそらく最も親韓であり嫌韓でもある日本。反日がアイデンティティーのように映る韓国。似た文化、似た言語、同じ顔。互いに目をそらさずにはいられない。世界の視点からみれば両国は兄弟みたいなものなのに。台湾と韓国の対日姿勢の違いって何でしょうね。2013/05/05

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