出版社内容情報
政治論でも文化論でもない、生身の天皇。
聖武天皇の写経、嵯峨天皇の詩、後醍醐天皇の願文から昭和天皇の署名まで、歴朝45人の直筆が物語る天皇の真実。驚きの新発見満載!
内容説明
聖武天皇から昭和天皇まで、四十五人の直筆の書をとりあげ、その生涯とともに解説。勅書・手紙・日記・年賀状から箏の秘曲伝授状まで、個性豊かな天皇たちの素顔に、歴史の変遷が体感できる。史料よりの新発見も満載。
目次
天皇の書とは(天皇の書を指す言葉―宸翰・宸筆・御筆・御書;「御書」は御筆か御蔵書か;天皇・皇太子の「御書始」と「御手習始」;「王羲之書法」と「三筆」から「勅筆流」へ)
天皇と宸翰(聖武天皇筆 雑集;孝謙天皇筆 御画(「造東大寺司沙金奉請文」)
嵯峨天皇筆 哭澄上人詩
宇多上皇筆 周易抄
醍醐天皇筆 白詩巻 ほか)
著者等紹介
小松茂美[コマツシゲミ]
古筆学者。1925年山口県岩国市生まれ。42年山口県立柳井中学校卒業。現在センチュリー文化財団理事・館長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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