文春新書
大統領とメディア

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  • サイズ 新書判/ページ数 206p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166601561
  • NDC分類 312.53
  • Cコード C0231

内容説明

アメリカのメディア関連企業は、大統領選の候補者だったブッシュ、ゴア、ブラッドリーに対し、それぞれ一〇〇万ドル以上の政治献金をした。そして、二〇〇〇年の大統領や議会の選挙のために流されたテレビCMの費用は、実に六億ドルにのぼると推定されている。このことだけを見ても、アメリカのメディアが政治のなかで果たしている役割の奇怪さ、複雑さがわかるだろう。当然、ホワイトハウスとメディアとの間では、日本では想像もできないような奇妙な闘いが日常的に繰りひろげられている。

目次

第1章 主役はブッシュでもゴアでもなかった
第2章 大統領選挙の行き着く先
第3章 ホワイトハウスのメディア戦略
第4章 ホワイトハウス・ジャーナリスト
第5章 政治とメディア

著者等紹介

石沢靖治[イシザワヤスハル]
1957年生まれ。学習院女子大助教授。現代政治経済分析、メディア関係論専攻。立教大卒業、ハーバード大ケネディ行政大学院修了。ワシントンポスト極東総局記者、ニューズウィーク日本版副編集長などを経て現職。著書に『ザ・MOF―大蔵省権力とデモクラシー』(中央公論新社)『日米関係とマスメディア』(丸善)『幻想の日米摩擦』(TBSブリタニカ)などがある
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

20
アメリカ大統領とメディアの関係性、その根深さ、歴史などについて理解を深められた。歴代の大統領において知らなかったエピソードもたくさんあったし、選挙が一大産業と化しているところなど、日本のそれとまた違うところを垣間見られた。この本は主に2000年の大統領選挙に関するものなので、インターネットが本格参入した現在よりアナログである。本質は変わらないのかもしれないが、これからどう変容・多様化してゆくか注視していきたい。2014/05/04

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