出版社内容情報
『そして、バトンは渡された』『夜明けのすべて』の著者の書下ろし長編
いまを生きる私たちの道標となる物語の誕生!
「明日が怖いものではなく楽しみになったのは、あの日からだよ」
今でもふと思う。あの数年はなんだったのだろうかと。
不自由で息苦しかった毎日。
家で過ごすことが最善だとされていたあの期間。
多くの人から当たり前にあるはずのものを奪っていったであろう時代。
それでも、あの日々が連れてきてくれたもの、与えてくれたものが確かにあった――。
【著者より】
何かと制限され思いどおりに過ごせない毎日を、大人も子どもも、誰しもが
困難を抱えながら進んできたと思います。
そして、これから、また違う日々に向かわないといけない中で、ほんの少しでも
明るいものを差し出せる物語になれれば。そう思っています。
内容説明
小学三年生になる頃、今までにない感染症が流行し二人の少女、冴と心晴は不自由を余儀なくされる。母子家庭の冴は中学生になってイジメに遭い、心晴は休校明けに登校するきっかけを失って以来、引きこもりになってしまう。それでも周囲の人々の助けもあり、やがて就職の季節を迎えた―。
著者等紹介
瀬尾まいこ[セオマイコ]
1974年、大阪府生まれ。大谷女子大学文学部国文学科卒業。2001年「卵の緒」で坊っちゃん文学賞大賞を受賞し、翌年、単行本『卵の緒』でデビュー。2005年『幸福な食卓』で吉川英治文学新人賞を、2009年『戸村飯店 青春100連発』で坪田譲治文学賞を受賞。2019年に本屋大賞を受賞した『そして、バトンは渡された』は、2021年に映画化され、文庫版は同年の年間ベストセラーランキング文庫部門(トーハン及び日販)で第一位に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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starbro
さてさて
ムーミン
うっちー
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