この日本で生きる君が知っておくべき「戦後史の学び方」―池上彰教授の東工大講義 日本篇

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  • サイズ B6判/ページ数 253p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163762005
  • NDC分類 210.76
  • Cコード C0095

出版社内容情報

池上さんの座右の銘は「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」。どん底日本を変えるために、ほんとうの戦後史を学びたい人への一冊。

池上節でタブーなく戦後史に斬り込む!

池上さんの座右の銘は「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」。どん底日本を変えるために、ほんとうの戦後史を学びたい人への一冊。

内容説明

敗戦から高度成長に至ったわけ、学校では教えない「日教組」、アベノミクスとバブルの教訓まで。池上彰教授のわかりやすい戦後史講義を実況中継。

目次

原子力―事故からわかる「想定外」のなくし方
復興―どうやって敗戦の焼け跡から再生したのか?
自衛隊と憲法―「軍隊ではない」で通用するのか
政治―55年体制から連立政権ばかりになったわけ
日米安保―米軍は尖閣諸島を守ってくれるのか?
エネルギー―エネルギーが変わるとき労働者は翻弄される
韓国―“普通の関係”になれない日韓の言い分
教育―学校では教えない「日教組」と「ゆとり教育」
高度成長―日本はなぜ不死鳥のように甦ったのか
公害―経済発展と人の命、どちらが大事ですか?
米軍基地はどうして沖縄に多いのか
1968年、なぜ学生は怒り狂ったのか
日本列島改造は国民を幸せにしたか
アベノミクスはバブルの歴史から学べるか
なぜ日本の首相は次々と替わるのか

著者等紹介

池上彰[イケガミアキラ]
1950年、長野県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、73年にNHK入局。報道記者として、松江放送局、呉通信部を経て東京の報道局社会部へ。警視庁、気象庁、文部省、宮内庁などを担当。94年より11年間、NHK『週刊こどもニュース』でお父さん役をつとめ、わかりやすい解説が話題に。2005年3月にNHKを退社し、フリージャーナリストとして多方面で活躍中。12年4月より東京工業大学リベラルアーツセンター教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みゃーこ

97
池上彰さんによる現代史、ドラマティックで恐ろしいほどわかりやすく鬼気迫る解説に歴史のダイナミズムの中でひとつながりになった現在の表情がくっきりと浮かび上がる。著者が要所で『愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ』という言葉を多用しているように、振り返れば「狂乱」としか思えない理屈もその時代の渦中においては大まじめにマトモなこととして真剣に生きていた人間の文化。歴史をひも解いてみるといつの時代から見ようと人類はいつも何らかの部分で歴史の影響の中で生きている。時代の背景を吟味し分析する微妙な感性を学ぶ2013/12/02

パフちゃん@かのん変更

78
池田総理の「10年間で所得を倍増して見せます。私は嘘は申しません」懐かしく思い出しました。真っ先に取り組んだのはインフラの整備だったわけだけど、今の時代では状況が違っていて真似するわけにもいかないか。夢の超特急やら、1972年の沖縄返還やら、学生時代の革マルと中核の戦い。「一億総中流時代」から「格差社会」へ。これからの問題はエネルギー問題、自衛隊の集団的自衛権の問題、経済問題、戦後から30年ものびた寿命と少子高齢化の時代にあって、歴史を振り返りながらもいまだかつてない時代が訪れようとしている。2014/04/16

糜竺(びじく)

48
テレビなどでお馴染みの池上彰氏が東工大での講義を行い、その内容を本にまとめたものです。日本の戦後史について記されていました。知らない事も色々あり、勉強になりました。例えば、1968年の学生運動についてはあまり知りませんでした。東工大でもバリケードを築き、無期限ストに入ったそうです。引用「きっかけは。大学が学生寮の規則を改正しようとしたことです(笑)。みんな笑ったね。何も全学がストに入る必要もないと思うけど、当時は、ごく些細な事でも学生達が怒っていたんだね。それが、あの時代の空気だったんだ」知らなかった。2016/07/21

みっくん

43
学校では教えてくれない(東工大で教えているけどw)、常識だけども受け身では知り得ない、日本の現代史。相変わらずのわかりやすさ。国際編に続きシリーズ2冊目読了。2016/04/10

たー

43
3学期に適当に流されがちな戦後史。おっさんの域に入りつつある年齢だけど、知らないことが多かった。2013/04/26

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