最後の被告人―スコッツボロ事件

最後の被告人―スコッツボロ事件

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  • サイズ B6判/ページ数 262p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784163445700
  • NDC分類 936
  • Cコード C0032

出版社内容情報

黒人の少年たちが貨物列車の中で白人女性二人を強姦したという理由で死刑を宣告された。45年後、無罪となった被告が語る苦難の道

内容説明

1931年、黒人の少年たちが白人女性二人を強姦したとの理由で死刑を宣告された。電気椅子による処刑を三度宣告された著者が自由の身となるのはそれから45年後だった…。生き残りの被告が明かすアメリカ黒人差別の歴史的大事件の全貌。

目次

第1章 合法的リンチ
第2章 少年時代
第3章 放浪
第4章 デス・ハウス
第5章 NAACP対ILD
第6章 ホートン判事
第7章 カラハン法廷
第8章 ジェファソン郡監獄
第9章 五分五分のチャンス
第10章 最後の評決
第11章 終身刑
第12章 ドーラ・リー
第13章 クリーヴランド
第14章 大都会
第15章 雪辱
エピローグ アラバマ再訪
スコッツボロ事件年表

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

紫草

2
1931年の南部アラバマ州。南北戦争からもう60年近く経ってるのに、酷い差別感情は変わっていないように見える。そもそも、問題の強姦事件は起こっていない。間違った人を逮捕したのではなく、事件そのものがでっち上げ。戦争に負けたから不本意にも奴隷解放したけど、黒人が普通に暮らしているだけで許せない、何でもいいから捕まえて死刑にしてしまえ、という激しい差別感情が、街全体に満ちている。感情って自然に起こるものだから、変えるのは難しいけど、偏見に基づく間違った感情は変えなくてはいけないんだ。2014/09/10

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