ハヤカワ文庫
訴えてやる!大賞―本当にあった仰天裁判73

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  • サイズ 文庫判/ページ数 383p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784150503123
  • NDC分類 327.953
  • Cコード C0130

内容説明

熱いコーヒーを自分の不注意でこぼしてやけどを負い、販売店マクドナルドを訴えたステラばあさんが大金をせしめて以来、米国には馬鹿げた民事訴訟が溢れている。だが笑ってばかりもいられない。弁護士の入れ知恵で訴訟が増えると、税金は浪費され、企業負担が増えて物価が上がるのだ!おかしな裁判を多数取り揃え「それはあなたが悪いのでは?」とツッコむ代わりに「本当のステラ賞」を贈呈。大人気Webサイトが文庫に。

目次

ことの始まり―ステラ賞の誕生
変革の代理人―課題を推進するために裁判を乱用する
医療訴訟―まちがった薬
私のせいじゃない、誰かに責任をとらせよう
ささいなもめ事―こんなことに陪審員が必要?
それが私の権利だ!―憲法の果てしない拡大解釈
それは間違いなく犯罪だ―受刑者や犯罪者による訴訟
集団訴訟という宝くじ―こちらにお並びください
学校狂想曲―子供たちは何を学んでいるか
そんな馬鹿な―私が裁判で勝てないなんて!
SLAPPほか、企業による弱い者いじめ
陪審員はあなた―裁判に挑戦してみよう
「控訴する!」―弁護士の読者からの反応
結論―どうなるかはあなた次第

著者等紹介

カッシンガム,ランディ[カッシンガム,ランディ][Cassingham,Randy]
人気ウェブ・サイトwww.stellaawards.comを主宰するコラムニスト。元NASAのエンジニア。現在はコロラド州に妻とともに住んでいる

鬼澤忍[オニザワシノブ]
成城大学経済学部経営学科卒、埼玉大学大学院文化科学研究科修士課程修了、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nekosuke

3
アメリカに住んでいるとき「救急車の後ろを走っている車には、弁護士が乗っている。被害者加害者双方が、すぐに裁判の準備ができるように。」と英語の先生が教えてくれました。冗談かと思っていましたが、本書を読むと冗談には思えなくなります。あとは無理が通れば道理が引っ込む、という諺が頭に浮かびました。2015/06/12

madhatter

1
再読。しょうもない裁判によって、巨額の費用が浪費され、アメリカ社会を圧迫しているという著者の主張は、全く以て正しい。しかし私は、斯様な屁以下の理屈を堂々と展開し、(恐らくは)それを信じ込んでしまう頭の緩い原告や、それを堂々と弁護してしまう(アメリカでは受けた依頼は断れないらしいが)弁護士が存在する事実が怖い。何なんですか、アメリカってそんな馬鹿でも生きていける国なんですか。権利をここまで履き違えることができる国って、本当に先進国なんスか先輩。…って、日本もこれを他山の石として、肝に銘じておかねばならんな。2012/07/07

ぱっきゃお

0
訴訟社会アメリカ。イチャモンと言うか、拝金主義というか…民度を疑う。賠償額が高過ぎることと、弁護士が多過ぎることも一因か。詳細はわからないけれども、2、3は原告にも理ありと思ったものがある。自分もおかしいのだろうか?2016/01/16

カクテキ

0
噂ではなく本当の裁判というところがすごい。「自分が悪い」という言葉を誰か教えてあげたほうがいいと思う。2009/01/08

tak

0
★★★2020/10/24

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