生活人新書<br> 議論のレッスン

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生活人新書
議論のレッスン

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  • サイズ 新書判/ページ数 221p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784140880258
  • NDC分類 809.6
  • Cコード C0237

内容説明

不毛な言い争いやひとりよがりの文章から抜け出したい人における「議論のルールブック」。本書を読めば、議論の構造が分かるのみでなく、会社の会議や国会中継、テレビ討論会、新聞のコラムを見る目が変わる。そして知らなかった自分の一面も見えてくる。

目次

序章 議論の現状
入門編 議論のルール・その1
初級編 議論のルール・その2
中級編 「論拠」の発見
実践編 議論のトレーニング―実際の議論を分析してみよう
終章 議論のすみわけ提案

著者等紹介

福沢一吉[フクザワカズヨシ]
早稲田大学文学部教授。1950年東京都生まれ。78年、早稲田大学文学部大学院文学研究科心理学専攻修士課程修了。82年、Northwestern University Ph.D.東京都老人総合研究所言語聴覚研究室研究員、早稲田大学文学部専任講師をへて現職。専門は言語病理学、認知神経心理学。日本神経心理学会評議員、日本失語症学会評議員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

徒花

393
おもしろい。文章自体はフランクで親しみがもてるし、前半は入門編的なパートなのでサラサラ読み進めていけるが、中盤以降、中級編になってくるとだんだんレベルが上がってきて、理解するのが難儀になってくるが、(たぶん)理解できないほどではないはず。自分が議論をするため、というよりも、人の主張を聞いてそれが論理的な構造を持っているかを確認することが主眼となっているような感じなので、新聞とかテレビなどの論説に流されたくないと思っている人が読めばよいのではなかろうか。2016/06/22

hisato

35
【図書館本】 議論が掘り下げるとここまで深い話とは思わなかったです。そもそも根拠と論拠が厳密には違うものだったとは。 正直、日常生活ではクレーマーでも相手にしない限り、意識する必要無い話です。(クレーマーに議論の理屈が通用するのかは知りませんがw) ただ、仕事場やお客さんとの打ち合わせでは案外意識しておいた方が良いことが多いです。まあ、鶴の一声が鳴り響くようなところでは無力ですし、決定権が無いって言われたら、それまでですが。 同僚とのやり取りで意識して使うかどうかは・・・案外難しい話かもしれませんね。2016/09/20

izw

13
合意形成の仕組みを探ろうと「議論」の理論を理解するために、スティーヴン・トゥールミン「議論の技法」を読むことにしたが、その前に訳者・福澤一吉氏の入門書を眺めている。先に読んだ「議論のルール」は本当に基本だけで物足りなかったが、本書の方は議論の基本構造について丁寧に解説していて、トゥールミン理論の一端がおぼろげに分かってきた気がする。議論は根拠を示して主張する論証が基本となるが、双方が前提とする「論拠」を一致させることが重要というのが、議論を成立させる根本であることが再認識できた。2016/02/23

ga-ko

11
最初のほうはよくわかった。でも全体的に難しく私はやはりい議論に向いていないと感じてしまう。いつも相手の反応で言葉が足りないと気づくのだが、やはりな、、と。2016/08/28

Shinya

8
議論するために話の論点がどうなっているかを気にすること。 著者の講義をうけて大学の授業でつまらないものは無くなった。という学生のエピソードはハッとさせられた。2017/06/23

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