NHKライブラリー<br> 死を看取る医学―ホスピスの現場から

NHKライブラリー
死を看取る医学―ホスピスの現場から

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  • サイズ A6判/ページ数 251p/高さ 17cm
  • 商品コード 9784140840689
  • NDC分類 490.15
  • Cコード C1347

内容説明

ホスピスで2000名を超える人びとを看取った著者が、その体験に基づく数々の事例を取り上げながら、治療と延命中心の日本の医療を根本的に見直し、死を間近にした患者とその家族の苦痛を緩和し、支えるターミナルケアの大切さと、生と死の意味を追究する。

目次

現代の死
病院死の問題点
命の質と末期医療
ホスピスの働き
在宅ケア
緩和医療
安楽死と尊厳死
がん患者の心に聴く
がん告知
がんと心のもち方
ターミナルケアとユーモア〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

moe

2
ホスピスで沢山の患者さんの死を看取ってこられた柏木先生の著作。人間の死亡率は100%と言いながらも、それぞれにより良い死を迎えるために本人、家族、医療者がどのようにあれば良いかをわかりやすく述べています。2010/08/13

MIRACLE

1
専門医が「死を看取る医学(=終末医療?)」に関する論点について、自身の経験をもとに紹介した本(NHK「人間大学」のテキストの書籍化。1997年放映)。医療関係者が患者に「寄り添う」必要を説くなど、情緒的な表現が多く、未熟な内容だった。近代西欧医学は、キリスト教の直線的な時間観をもとに、検査、診断、治療、延命の技術を開発し、病院でその技術を提供してきた(30頁)。ホスピスとは、末期患者の苦痛緩和を目的とする施設の名称だ(72頁)。したがって、ホスピスは近代西欧医学からはみ出る部分を補う補助的な施設である。2018/03/03

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