内容説明
恋人、友達、家族…誰かのそばから離れられない自分を「依存症」ではないかと不安に思っているアナタへ。親密な関係は、苦しくもあたたかいもの。人に頼り・頼られることのススメ。
目次
序章 映画「陽のあたる場所から」の波紋
1章 共依存は愛しすぎ?
2章 なぜ共依存かも?と思うのか
3章 映画・小説のなかの共依存
4章 家族を捨てて家族を作る
5章 心地よい依存を探して
付章 土曜日はダンスパーティ―シナノンの試み
著者等紹介
河野貴代美[カワノキヨミ]
1939年生まれ。シモンズ大学社会事業大学院修士課程修了。お茶の水女子大学開発途上国女子教育協力センター客員教授。アフガニスタンの女性や子どもを対象とした心理的援助のプログラム作成に携わっている。日本フェミニストカウンセリング学会代表理事。これまで四〇年あまり現場臨床に関わり、1980年には日本に初めてフェミニストカウンセリング・ルームを設立。以降、同ルームを開設する援助、および各地女性センターでの相談員の指導・訓練にあたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あーちゃん♪
5
私の個人的な期待と少し違っていた。読みやすいんだけど、文自体が締まりがない印象で中途半端な感じがした。小説や映画の紹介は面白かった。2018/10/21
月をみるもの
4
途中の映画の話や、最後の「シナノン」の話が面白かった。シナノンの歴史を描いた映画や小説があったら、是非読んでみたい。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%AA%E5%8A%A9%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%972017/01/21
もりの
3
関連する書籍や映画の紹介が多かった。読んでみたいと思うものも何点か。2019/05/12
ももんが
3
よい依存と悪い依存、共依存を一緒にして、かえってわかりづらくなってなってしまってる感が。そこをあえて明確にすることで自分を客観視していく意味があると思うのだが、これを読んで、そうそう家族は依存し合うものなのと勘違いしてしまいそう。ただ、相手が弱っているときは別として、依存させると相手の自立を奪うということを肝に銘じて欲しい。「やさしい虐待」という言葉もあるくらいだから。コントロールとセットになっていると、やっぱりまずい。自覚しづらいんだな、これが。2012/03/28
金平糖
2
B。2020/04/04