内容説明
“心のケア”といたわりあう気持ち。東京・聖路加国際病院―。つよく、懸命に生きる命の記録。
目次
第1章 素平くんのこと
第2章 心を見つめる小児病棟
第3章 素平くんと司くん
第4章 素平くん最後の時間
第5章 綾沙美さんの葛藤
第6章 史さんに支えられて
終章 取材を終えて
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんこ
41
聖路加は入院病室は個室のみと思っていたので、小児病棟は例外なのでしょうか?同室の子ども同士の心の絆。闘病生活の辛さ、切なさ、そして家に残されている兄弟姉妹への罪悪感。同じ思いを共有する仲間同士の絆が心の支えになっていると書かれていました。個室では作りにくい絆かもしれない。素平君と司君、智子さんと史さん。小児病棟に関わる人々の頑張りにも感動しました。2018/04/06
のし
6
小児ガンなど、難病の子どものドキュメントです。生きるために幼い子どもが、精一杯頑張る姿に元気な自分は、色々考えさせられます。2014/03/15
入江大和
1
過去の読書記録より記載2003/12/21
Yuuki T
0
小児ガンなどの子供たちが懸命に戦った証であり、輝きがあった。小さなこどもたちが病気を受け入れ、いろいろなことに悩み考える姿は、ときに辛いものでもあったが、本当に頼もしかった。私たちが思っている以上に子供は考えており、よく物事を見ていると感心した。2023/02/16