出版社内容情報
自動車や炊飯器など身のまわりの生活用品から、世界市場を独占する工作機械など、日本のマイコン内蔵機器のソフトウェアの仕組みと、その技術に挑んだ人々の苦闘を描く。
内容説明
かつてはコンピューターの付属物にすぎなかったソフトウェア。いまやコンピューターもソフトウェアがなければ“ただの箱”といわれる。ソフトウェアとは人間の頭の中にある夢や欲望を紙に書いたことにはじまる。なぜ“ただの紙”が巨万の富を生むのか。一般家庭に浸透しているパソコンから果ては地球的広がりを持つインターネットまでを視野に入れコンピューター・ソフトウェア産業が莫大な利益をあげ得る構造とそれらを築き上げた創造者たちの思想と方法に迫り何が21世紀のビジネスとなるかを予見する迫真のヒューマン・ドキュメント。
目次
プロローグ パソコンソフト産業の覇権をにぎる男、ビル・ゲイツ
第1章 世界最大のソフトウェア企業、マイクロソフト社
第2章 ビル・ゲイツは、いかにして才能を開花させたか
第3章 マイクロソフト社の草創期
第4章 パソコン産業の黎明期
第5章 IBMパソコンの誕生とMS‐DOS開発
第6章 誰でも使えるコンピューターの登場
エピローグ パソコン時代の創造的人間たち
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
山口透析鉄
16
新シリーズはソフトウェアの話が中心で、マイクロソフト社やジャストシステム社が出てきていたように記憶しています。当時は仕事場ではATOKだけ先にインストールしたPCを使ったりしていましたよ。2005/05/01
Kimi
0
ソフトウェア産業がそれまでの製造業とは一線を画す。それまでがクローズだったものがソフトではオープンでやらないといけない。そこを見謝ったが故に負けたところもある。 そして、なぜアップルやマイクロソフトのような会社が日本で生まれないのかまで書かれていたが、この部分は出版から20年経っても全く変わっていない。2017/11/21
茶利
0
シリーズ物。次も読もうと思います。ビルゲイツってすごいですね。2017/11/18
コホーー
0
このシリーズはとても読みやすく、おもしろいです。 ビル・ゲイツやスティーブ・ジョブズなどを 生み出すアメリカの人材教育は素晴らしいです。 2011/12/09
ma2
0
これは素晴らしい。貴重なインタビュー集。英文を読んでもこれほどのものは無いと思う。特にゲイリー・キルドールのインタビューは貴重。2010/01/10