裂果―趙襄子伝

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  • サイズ B6判/ページ数 385p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784140054468
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

春秋末期、爛熟した果実のごとき晋は、趙・魏・韓に分裂する。彼らに滅ぼされた知氏の恩義に、どこまでも報いようとする壮士がいた。「士は己を知る者のために死す」刺客・予譲は、ただそれだけのために趙襄子を付け狙ったのだろうか?思想集団・冥家をめぐる謎と、孔子が衛国にかかわる因縁を織り交ぜて活写する、大歴史ロマン。

著者等紹介

塚本青史[ツカモトセイシ]
1949年、倉敷市生まれ。同志社大学卒業。日本写真印刷(株)勤務のかたわらイラストレーターとしても活躍後、’96年『霍去病』(河出書房新社)を発表して注目を浴びる。現在、塚本邦雄選歌誌『玲瓏』の発行人も兼務している
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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星落秋風五丈原

6
春秋末期、爛熟した果実のごとき晋は、趙・魏・韓に分裂する。彼らに滅ぼされた知氏の恩義に、どこまでも報いようとする壮士がいた。 「士は己を知る者のために死す」刺客・予譲は、ただそれだけのために趙襄子を付け狙ったのだろうか?思想集団・冥家をめぐる謎と、孔子が衛国にかかわる因縁を織り交ぜて活写する、書き下ろし2006/12/09

BIN

2
戦国時代の趙の基礎を築いた趙無恤を描いた作品。趙鞅と趙無恤親子2代ものと見た方が良い。出来としては塚本作品の中ではマシな方だと思う。前半多く書いてる分、後半がボリューム不足。晋陽での籠城戦の凄惨さをもっと描くべき。オリジナルと思われる冥家については相変わらず微妙。間違いが幾つか見受けられて、ちょっと苛ついたが、全体を通して周辺諸国の状況も踏まえてよく書けていたと思う。2013/04/23

0
『裂果』というタイトルが説明を聞いてなるほどと思いました。で、内容ですが知氏、韓氏、魏氏の戦いの部分がさくっとあっさりと終わってしまうのが残念。もう少しそこにページを割いてほしかったです。まあ、ここを具体的に書いてしまうと非常にグロテスクになりそうだなとは思いますが・・・。 ところで、“ちし”は“智氏”と“知氏”、どちらが正しいのでしょう?2012/08/18

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