内容説明
なぜ女より男のほうが複数のパートナーを求める欲求が大きいのか。なぜオスが競い、メスが選ぶのか。遺伝子を繁殖させるための子に対する投資に違いがある、という考えがその謎を解く。男女や夫婦、親子、友人、ライバルなど人間関係における競争と協力の生得的動機を、血縁淘汰や親の投資、互恵的利他行動など進化心理学から見事に説明する。さらに芸術や哲学、宗教など人間らしい欲求の心理について進化的に考える。
目次
第7章 家族の価値―人間関係の生得的動機(親類縁者;親と子;兄弟と姉妹;男と女;夫と妻 ほか)
第8章 人生の意味―非適応的な副産物(芸術とエンタテインメント;なにがそんなにおかしいのか?;思いもよらないことを追求する探求心)
著者等紹介
ピンカー,スティーブン[ピンカー,スティーブン][Pinker,Steven]
現在、マサチューセッツ工科大学(MIT)教授。視覚認知と幼児の言語獲得についての研究により、米国心理学会から「Distinguished Early Career Award」、および、「McCandless Young Developmental Psychologist Award」受賞、『心の仕組み―人間関係にどう関わるか』で「ロサンゼルス・タイムズ」ブック賞受賞、ピュリツァー賞文芸ノンフィクション部門最終選考候補、「ニューヨーク・タイムズ」ブック・オブ・ザ・イヤー受賞
山下篤子[ヤマシタアツコ]
北海道大学歯学部卒業。翻訳家
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感想・レビュー
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