内容説明
前著『言語を生みだす本能』で名高い認知科学界のポップスターが、心の仕組みの複雑な秘密に迫る。心とは、一つではなく複数の演算器官からなる系である。その系は、人類が狩猟採集生活のなかで直面したさまざまな課題を解決する過程で、自然淘汰によって設計されてきた―この心の計算理論と進化心理学の大枠を明快に、ウィットに富む語り口で明かす。全米で抜群の評価を得たベストセラー待望の邦訳。
目次
第1章 心の構造―情報処理と自然淘汰(ロボットをつくるための課題;精神活動を逆行分析する;進化心理学の登場)
第2章 思考機械―心を実感するために(宇宙のどこかに知的生命体はいないのか;自然演算;反論に答える ほか)
第3章 脳の進化―われら石器時代人(賢くなる;生命の設計者;盲目のプログラマー ほか)
著者等紹介
ピンカー,スティーブン[ピンカー,スティーブン][Pinker,Steven]
現在、マサチューセッツ工科大学(MIT)教授。視覚認知と幼児の言語獲得についての研究により、米国心理学会から「Distinguished Early Career Award」、および、「McCandless Young Developmental Psychologist Award」受賞。『心の仕組み―人間関係にどう関わるか』で「ロサンゼルス・タイムズ」ブック賞受賞、ピュリツァー賞文芸ノンフィクション部門最終選考候補、「ニューヨーク・タイムズ」ブック・オブ・ザ・イヤー受賞
椋田直子[ムクダナオコ]
1941年東京生まれ。1970年東京大学文学部大学院修了。1985年よりフリーの翻訳者
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感想・レビュー
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