内容説明
小学校への英語教育の導入が関心を集めているが、子どものころから英語を学ぶ利点とは何だろうか。英語と日本語を同じように身につけることはできるのだろうか。バイリンガルの言語世界とは、いったいどのようなものなのか。自身三人の子どもをバイリンガルに育てた言語人類学者が、どうしたらバイリンガルになれるのか、二つの言語を学ぶと混乱しないのかなど、さまざまな疑問に答えつつ、日本人がバイリンガルになることの意味を考える。
目次
序章 バイリンガルとは何か
第1章 小学校への英語教育の導入
第2章 バイリンガルとはどのような人か
第3章 バイリンガルの言語行動
第4章 バイリンガルと知能
第5章 バイリンガルの心
第6章 第二言語はどのように習得されるか?
第7章 バイリンガルの人々
第8章 世界のバイリンガリズム
終章 これからのバイリンガル教育
著者等紹介
唐須教光[トウスノリミツ]
1942年、広島市生まれ。慶応義塾大学文学部卒業。イェール大学Ph.D.(人類学)。現在、慶応義塾大学文学部教授。専門は言語人類学、意味論、社会言語学
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